無料版Nukeとも呼ばれるオープンソースソフト、Natronの導入とAcesCGでレンダーした画像の確認方法の紹介です。
まずはインストール
こちらからソフトをダウンロードしてください。
解凍するとWindowsの場合Setup.exeが入っているのでそれでインストールします。
AcesのConfigを手に入れる
今回は1.2をダウンロードして使います。
任意のバージョン、プロジェクトで使っているものでも大丈夫です。
https://github.com/colour-science/OpenColorIO-Configs/releases/tag/v1.2
ダウンロードしてこちらも解凍します。
aces_1.2というフォルダをそのまま
C:\Program Files\Natron\Resources\OpenColorIO-Configs
ここに入れます。
Natronの設定
Natronを起動したらカラーマネージメントの設定をしましょう。
Edit → Preferences
ColorManagementのタブで
Open ColorIO Configurationをace_1.2に変更します。
Aces CGでレンダーしたexrのファイルを読み込んでビューワーの上のほうにあるViewew color processをLinear(None)にします。
読み込んだexrのreadノードのOutput ColorspaceをOutput/Output - sRGBに変更します。
これで見た目の設定は完了です。
NatronとArnoldの比較
NatronとArnold Render Viewの見た目を比較してみます。
左がNatron、右はArnoldです。
結果がしっかり一致しているのではないでしょうか。
アセットのルックデブの際の確認にNukeがあると非常に便利なのですが、
なかなかアセットチームまでNukeのライセンスが行き届かないのが現実だったりします。
そういう場合に無料で使えるNatronが便利だったりします。
次のNatron記事でBeautyの構築などについて触れたいと思います。
参考資料
https://discuss.pixls.us/t/using-aces-in-natron/16625