2024年9月20日金曜日

[Arnold]複数のDisplacementMapをMayaで合成する方法

違うソフトで作成した複数種類のDsiplacementを合成したい!ということがよくあると思います。

今回はそれを簡単に紹介します!


Ai Addを使う

この二枚を合成します。(このプレビューテクスチャは視認性を上げています。)

それぞれレンダリングするとこんな感じです。

    

この二枚の画像のDisplacementを合成して一緒に反映させましょう。

aiAddノードを作成して



このようにノードをつなぎます。

このDisplacementは中間値が0のものですので、シンプルにadd(足し算)で大丈夫です。

これでレンダーすると

こうなります!

簡単ですね!

ai addじゃなくても2つのinputを足し算するノードがあれば同じ結果になるはずです。

Displacementの中間値の確認

各ソフトでDisplacementを作成する際にそのマップの基準値を気にする必要があります。

ZbrushでDisplacementを書き出す際にはこちらのパラメーターを設定します。


読み込んだマップの中間値をアーノルドに指定してあげるのはここです。


Displacementは変形する際に基準値から高い数値は膨らみ、低い数値はへこみます。

もし中間値が0.5と0のDisplacementマップがあった場合はaddで合成して、アーノルドの中間値の設定を0.5にしてあげれば大丈夫です。

うまく使いこなして表現力を上げていけるといいですね!

それではまた次回!